気張れ!北陽塾

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2025-12-07

第48回 長崎県少年武道大会

に参加してきました。

 

通称「明社協」と呼んでいる大会です。

うちとしたら、久々の団体戦出場になります。

 

個人戦団体戦じゃ気持ちも戦い方も変わる。

それは、経験して分かることですから

ここで頑張ってほしいと思いました。

 

アップからちょっと

いつもと違う感覚がありましたね。

アップの時は、いつも各選手の動きを見ています。

 

病み上がりの選手がいたので

その選手を出すか、出さないか迷っていました。

観察していたところ

息が上がってキツそうだったので

ココは無理をせず、変更の決断をしました。

 

じゃ。誰を出場させるかです。

 

ずっと見ていたところ、

キチンと汗をかいていた選手がいたので

今日はこの選手で行こうと決心しました。

 

そうです。

試合はアップから始まっているのです。

 

アップ後、選手を集め

選手変更を告げました。

 

団体戦の勝敗の責任は

選手ではなく監督の責任。

だからこそ、決断が必要です。

発表後、変更された選手の安堵の表情

(不安だったのでしょうねw)

 

試合出場が告げられた選手の緊張した表情

(思いがけない試合に引き締まりました)

 

すべてを確認しました。

 

 

さぁ。このチームで、最初で最後の公式団体戦が始まります。

気合いを入れて!!!!

 

 

初戦は2回戦からでした。

相手は、東長崎柔心館Bです。

 

整列して感じたことは

やっぱり、うちのチームは小さい(^_^;

 

初戦は焦らず戦うこと。

「寝技に行ける時はキチッと行け」

と、全体での指示をしました。

 

先鋒 一本勝ち

最初の背負投げは少し入りすぎて「技有り」

崩しは大きくと教えているので、

入りすぎは仕方ありません。

寝技で押さえ込みましたが逃げられ「有効」

ここは修正が必要だと思いました。

次、また入りすぎた背負い投げで「技有り」

初戦としてはまずますの立ち上がりでした。

 

次鋒 一本勝ち

前日、体調不良で練習できず、

ちょっと不安がありましたが、

崩しからの小内刈りで「技有り」

次に背負い落とし気味の技で「一本」

まぁ。安心しましたね。

 

中堅 一本勝ち

組際、相手が右の方へ移動したところに

合わせて払い腰、見事にきまり「一本」

もう少し、時間を掛けて次に備えたかったですが、

勝負に贅沢は望めません。

 

副将 一本勝ち

中途半端に内股を掛け、相手と一緒に崩れて

寝技に行って抑え込み「一本」

うーん。スロースターターだからな~。

仕方ないかな~って感じでした。

もっと出来るんですけどね~。

 

大将 有効負け

最初、大内刈りで「有効」を取られ

取り返せずそのまま終了しました。

柔道歴は浅いけれどポテンシャルはある。

もっとメンタル面が育てば

必ず強くなる選手だと感じています。

これからですね。

経験の為にも団体戦に出て貰いました。

 

ということで

初戦は、4-1で勝てました。
ひとまずホッとしましたね。

 

 

次は、準々決勝戦です

相手は福江武道館Aとなりました。

 

前年度優勝チーム

選手全員が県の強化選手で構成された

強豪チームです。

 

対戦できることは

貴重な経験になります。

 

今回の試合では、優勝チームと勝負したい。

それが叶いました。

一生懸命、頑張って貰いましょう。

って気持ちで臨みました。

 

整列した時、

さぁ。勝負。どれだけ出来るか。頑張れ~。

って、心で叫びましたね。

 

先鋒 一本負け

相手の組み手が上手でなかなか組むことが出来ず

主導権は相手にありました。

相手の動きに併せての背負い投げは出ましたが

大内で有効を取られましたね。

それからは何もできず内股で一本。

まず組むことが大事です。宿題ができました。

0対1。先行されました。

 

次鋒 一本勝ち

相手は一学年下の強化選手

始めに背負い投げで「有効」を取られ

その後、続けて押さえ込まれかけましたが

どうにか回避。ここで緊張が取れました。

つぎに相手が大内刈りで押してきた時に

後ろ回り捌きで背負い投げ

きれいに入って「一本」が決まりました。

日頃の練習の成果がでました。

これで流れが変わった。団体戦の流れってやつです。

1対1。同点になりました。

 

中堅 引き分け

男子と女子。少し体力で押され気味でした。

持ったら掛けるという柔道に翻弄され

慌てて自分の柔道が出来なかったです。

そのまま引き分け。

ここでも今後の課題が見つかりました。

1対1。同点のまま

 

副将 技有勝ち

小さい頃から何度も対戦している相手

手の内が分かった中での対戦

引き分けが予想されましたが、

ココで取らないと団体戦は勝てません。

無理してでも勝ちに行くことは

負けるリスクがあります。

でも「勝負に行って欲しい」

と思っていました。

ラスト1秒、ギリギリで押さえ込み

「勝った」と思った瞬間、返されました。

 

あと1秒押さえ込んでいれば......。

この1秒が、常勝チームの強さだと思います。

技有り勝ちで2対1 1勝先行。

 

大将 一本負け

柔道歴の差があり内股で一本取られました。

この負けを悔しいと思うのかどうか。

強くなるかどうか、これで決まります。

みんなの為に頑張って練習して貰いましょう。

ここで勝敗は、2対2となりました。

 

結果

2対2(内容負け)でした。

善戦しましたが、県の壁はまだまだ厚い。

良い勉強になりましたね。

 

応援団(保護者)も熱が入ってました~笑

 

その後、福江Aは決勝まで勝ち上がり

決勝も3-1で優勝しました。

おめでとうございます。

 

全体的に見れば

面白い試合ができたと思います。

 

これで選手も団体戦の面白さが

分かったと思います。

 

やっぱり団体戦は面白い。

また出たいと感じました。

 

次の練習から改良点を

しっかり頑張っていきましょう。

 

 

~追伸~

実は、最近の練習。

基本ばかりさせている私の練習で

子供たちの集中力がなくなっている

ことを感じ始めました。

 

どうしたら良いか深く考えました。

そこで一度「俯瞰で見たい」と考えたのです。

 

うちの強みは心を一つにしている

指導者、先輩達がいるというところです。

 

それで練習の主導権を

一旦、私から移すことを考えました。

 

全体を見て練習をすれば個が見れず、

ついつい出来る選手に練習が偏る。

置いてけぼりになる選手の

底上げしたいという気持ちからです。

 

しばらくの間。主導権を変え、

私が個を見ながら修正を加える。

そこには今までと違う練習が入るし

子供たちも少し新鮮な気持ちで

練習ができるだろうと考えたからです。

 

私自身の信念は曲げられない。

でも子供たちのことを考えれば

良い方法を選択する必要があります。

 

今回の試合を見ても、

練習に間違えはないと思っていますが、

最良を考え、これからも臨機応変

頑張って行きたいと考えています。

 

頑張れ!子供たち!

頑張れ!保護者!

頑張れ!指導者!

 

みんなで心を併せ

一生懸命頑張っていきましょう。